理想の女性像をゲームから(率先して)刷り込まれた話

 

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ちょっと話が逸れます。

 

てしみは幼い頃、親の仕事の都合で海外に住んでいました。

 

3年間という短い期間ではありますが、当時7歳であったてしみにとっては大事件。

10歳までの時間を海外で過ごす事が決まった…と親に告げられたときは、大変なショックを受けたものです。

 

しかしその渡航によって、てしみは、決定的なオタクへの道を歩み始めることになりました。

 

当時はまだ華の90年代。

win98が出たばっかり、みたいなご時世で、スマホどころかガラケーさえも存在しない世界の中、海外に住むという日々がどれだけ日本文化から隔離されたものになるか…

今の子供たちには想像もつかないでしょう。

 

正直てしみも、今、スマホやPCを持たずに海外に行くのは不安で無理だと思います。

なんにもできません。

 

話を戻しますが、文字通りのガラパゴスっぷりで始まった海外生活。

これは、もはや懐かしささえ覚える“IT革命”が起こる前の話だった、というわけです。

 

そんな海外生活の中で、日本の文化…しいてはアニメや漫画などの情報を仕入れるのは至難のわざですよね。

 

てしみはというと、日本に住んでいる叔母夫婦から見たいテレビ番組などをVHSに録画してもらい、それを航空便で郵送してもらう…という、

たいへんに原始的な方法で日本から必死にメディアを取り入れていました。

 

そして、時には漫画やゲームを送ってもらうこともあります。

その中に紛れ込んでいたのが、俗にいう“私をオタクにした作品”、『FINAL FANTASY 7』だったのです。

 

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前にも記事にしましたが…このゲームで出会ったエアリスという女性との、始めての交際を経たてしみは、

“女”がどれだけかわいいものか、男に愛されるべき存在であるかを知りました。

 

ピンクの似合う女はかわいい、髪の長い女はかわいい。

肌の色が白い方がいい。

少しくらいは谷間とかだしていてもいい。

かといって守られるだけのお荷物女ではなく、

暴走気味なくらい自分で行動を起こし、周りを幸せにしたいと頑張る姿はとてもいい。

 

これらが全て、海外在住中に、初めての彼女であるエアリスさんから率先して刷り込まれていた、“理想的な女の子像”。

そしてこの女の子像は、てしみの恋愛に大いに役立つこととなったのです。

 

次回、番外編です。