旦那との出会い〜急の1
急の1ってもはや序破急の概念をぶちこわしたタイトルですが、しょせんオタクの独り言ブログなのでご容赦ください。
さて…たった一度の年越しを経てなんとなくお友達になれたてしみとあかやぎくんの二人。
特に次に会う予定も決まっていない訳ですし、別れた後はいつも通りの日常へと戻るだけです。
しかし…その時期のてしみは、オール明けの直後元旦からの出勤という、アラサーにはつらすぎる社畜生活を送っていました。
そのためか仕事中もやたらぼーっとしてしまい、
“あかやぎくんの太もも、細かったなぁ…
あれはド受け男子の太ももだなぁ…”
“でも、あかやぎくんの細くて長いきれいな指、とってもエロかったなぁ…
指だけで言ったら総攻め男子確定だなぁ…”
“あかやぎくんは受けっぽい顔をしていたけれど、歌声はかなり攻めくさいんだよなぁ…”
など…
元旦出勤は、ただただあかやぎくんで腐女子妄想を楽しむ時間ばかりになってしまいました。
ここまできたら腐女子妄想、などと片付けてしまうのはナンセンスかもしれません。
相手の事ばかり考えていたら、それはもはやただの恋ですよね。
それはともかくその後、あかやぎくんとてしみは連絡を取り合う中で、どちらともなく“二人で飲みにいこう”という話になりました。
“飲みにいこう”と気軽に言い合えるような仲になることは、オタクであろうがなかろうが大人が恋愛を進めるために重要ですよね。
何なら、飲みにいこうと発言するorされることが、その相手とのフラグをたてるきっかけとなる事も多いでしょう。
ぶっちゃけ酒なんか実際飲めなくてもいいんですよ、暗いところで二人で話せるんであればなんでも。
まずは飲みにいこうと誘う。オッケーをもらう。
ここまでがワンセンテンスだよろしいか?です。
乙女ゲーやギャルゲーでたとえるなら、
“飲みにいこう”の台詞ひとつでそのキャラのルートに入れる訳では決してないけれど、その選択をしておくことがのちのちルートに入るためには重要なのだ…という段階ですよね!
ただ待っているだけではバッドエンドに向かってしまう。
きちんと選択肢を選んで、できることをしながら相手へ向かっていかなければ、勝手に結ばれることなどはあり得ません。
ゲームでさえそうなんだから、現実生活でだって、ただただいい出会いがないだの相手が来てくれないだのぶつくさ言っている場合じゃないんだよアラサーは…!
行動なんだよ人生は…!
ゲーム(とカイジ)はぼくたちにたいせつなことをおしえてくれたんだ…。
しかし残念なことに、あかやぎくんと飲みにいくという約束は数度流れてしまいました。
今でこそわかりますが、一緒に住んでいる彼女の目をあざむくことは難しかったのだと感じます。
そりゃそうですよね。
同棲している彼氏が年明けから急に、何度も夜に飲みに出ようとしたら怪しすぎます。
既にこのとき、てしみはあかやぎくんのことをかなり好きになっていました。
連絡の内容がいちいちかわいらしくて、てしみへの気遣いにあふれていたのもポイントです。
彼女がいる人を好きになるなんて!というツッコミはあまりにもナンセンスです。
だっててしみのような夢豚婦女子は、きちんとパートナーがいるキャラクターにたくさんの片思いをし続けてきたのだから…!!
彼に会えないとよけいに会いたくなるという気持ちは、休載中の漫画をいつまでも待ち続けるときの気持ちに良く似ています。
しかし、クラピカに会いたくてたまらなかったあの数年(※1)を乗り越えての今なので、てしみはたとえ、好きな男との飲みが流れても寂しさをぶつけたりすることなく、笑顔で“また行けそうなときで大丈夫だよ”と言える女になっていました。
当然、あかやぎくんが“今日は行けなくなった、ごめん”と当日に伝えてきても…
“大丈夫!連載終了はきついけど、休載ならいくらでも待てる!”という気持ちでどんと構えられていたのです。
ありがとう、富樫先生…ありがとう、キメラアント編…
私は…きっとこの瞬間のために生まれてハンターハンターを好きになりました…
感謝するぜ、これまでの全てに…!!!
続きます!
※1 ハンターハンターは異常に休載が多いうえ、メインキャラであっても数年単位で登場しないことが多々ある